アディンセル伯爵家の子供部屋(ナーサリー)には、ここ百年の間、幽霊がすまわっている。
伯家の幼い末娘コーネリアと、彼女のナースメイドとして働くシャノン。そして、妖精の名づけ子であると語り継がれる、部屋憑き霊のトリストラム。
『妖精』を疎み、厭い、そして憎む三人は、伯爵家さいごの妖精譚、その断片を「子供のためのお茶会」(ナーサリーティー)にて物語る。

それは百三十年前の物語

仰げば遠とし

名前の無い楽園

一日ごと羽ばたく
ローズダストガーデン

夜を止める長い雨

空漬けした魚たち

眠れないままのあの子






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約30の嘘 - 青の朝陽と黄の柘榴


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