About
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とおくまばゆいその時代
女王の統べた彼の地には
今は眠れる亡神に、花と言祝がれたひとがいた。
[日常/少年少女/淡々/最古の祭司/土着の慣習]
青い峰のふもとにひろがる旧女王領。
静かに眠れる亡神に代わり、今もその地を守るのは、旧女王領最古の祭司花祝ぎ。
その当代の訃報を受け取り、領外の寄宿学校から急ぎ帰郷した花祝ぎの孫娘は、
新たに花祝ぎの名を継いだばかりの少年と、ある事情から生活を共にする事になる。
同じ大切な人を亡くした少年と少女は、同じものを守ろうとして、同じ家で暮らし始めた。
――互いへ向ける感情に、刃と棘を隠しながら。
[頒布のお知らせ]
この作品は同タイトル、「琴子」という名義で、十月末にも小冊子で少部数頒布されました。
サイトに掲載しています文章は、これを加筆修正したものです。
ご承知おきくださいませ。
Info
2011/12/10 06 完結/きみへ繋がる UP
2011/12/03 05 祝いとなみだ UP
2011/11/26 04 まどろみに花 UP
2011/11/19 03 名前をたくす UP
2011/11/12 02 つづれる言葉 UP 絵師様募集について表記を変更
2011/11/05 01 茨をもつげる UP
2011/09/30 ページ開設