※この意気込みには掲載当初古文版と現代語訳版がございましたが、今回は改装に伴い現代語訳版のみの掲載といたします。

■作者名

　篠崎琴子と申します。

■サイト名＆アドレス

「リルの記憶」
企画用非鍵アカウント　@koto_masquerade

■参加ブロック

　Dブロックの参加となりました。


■自己紹介、プロフィールページはありますか？

　春は神職系少年。夏は異類婚。秋の少年少女はいとをかし。冬はつとめて女装男子を尊びたい。
　おおよそ、そのような者です。女装男子をください。

■好きな（得意な）ジャンルはなんですか？

　少年と少女がいればなにもかもなんとかなります。むしろ少年と少女がいないとどうにもならないです。
　好きなジャンルはエブリデイマジックです。好きなフェイクは逆縦読みでした。


■好きな作家さん＆作品を教えてください。

　この項目は布教のためにあると聞きました。

　いままさにお勧めしたいのは高殿円の「剣と紅」。戦国の動乱の中、守りたいものを次代へ繋ごうとあがいた姫君が、生涯ただ一度の紅をさす物語。2017年の大河の予習に是非。
　ここで陥落したならば次は、まばゆい青春と銃と初恋と鋼鉄の枠とで隔てられた、少年少女と植民地の切望「カーリー」を読みましょう。完結作発売の暁には、ぜひ書店で予約して平積みに貢献しましょうね。

　あるいは皆川博子の「少年十字軍」で中世のまばゆい闇をみつめませんか。これであなたも信仰とは、神とは、敬虔とは、奇跡とは、そして神をみつめる少年の尊さとはなんなのかの片鱗を味わえるはずです。

　そしてせっかくなので映画を見ましょう映画。
　手始めに「さよなら、アドルフ」で心に重い弾丸を撃ち込みませんか？　前回覆面でも後書きで布教したものの、見ました報告を聞きませんでした。えふはちの亡霊はとても悲しく思いました。
　もうどこにも帰れない。それでも生きてゆかなければ。そんな心を抱えながら、業の深い青年少女のビルドゥングスロマンを堪能しませんか。
　
　アドルフで心が死に絶えた後は「キングスマン」見ましょう！　音楽は爆発だ。今度DVDも出ます。とりあえず青年スパイ版マイ・フェア・レディです。最高の汚い花火を打ち上げましょうね！



■最近読んだ本の中で、オススメの1冊と言えば何ですか？


　神職系少年枠と異類婚枠と少年少女枠と女装男子枠それぞれ打ってたんですけど操作間違えてデータが飛んだので察してください。
　ひとまず遠藤周作の「沈黙」を推します。察して。


■創作以外の趣味はなんですか？

　インク沼に沈んで、とりどりのきれいな紙の上に万年筆を並べる遊びをしています。


■今まで、覆面作家企画に参加されたことはありますか？

　第五回で「さいわいのきみ」、第六回で通称「えふはち」こと「凱旋の火矢は墜されたし」で参加していました。


■前回参加時、あなたの作品はどなたの作品だと推理されましたか？

　集中砲火の悪夢は忘れません。


■前回参加時、あなたは誰の作品の作者と推理されましたか？

　「この子はどこで隠れたつもりになっているんだろう……？」「開いた瞬間わかりました」「タイトルの横で手を振ってる」「えふはちは琴子」
　以上、推理された記憶がないのはすべて、覆面作家企画6、Fブロックの八作目「凱旋の火矢は墜されたし」つまり前回の参加作えふはちのせいです。せっかくなので今回の覆面でもえふはちの亡霊を名乗りますね。


■前回と同じブロックだった作者さん、今回もいますか？

　天菜真祭さん。


■この作品を書くのに、どのくらい時間がかかりましたか？

　女装美少年が在りし日に結婚の約束をした少女の形見を水底に沈めて、成長期という無情な未来を受け入れるくらいの時間がかかりました。


■ズバリ言って、今回、あなたの作品を推理するのは簡単ですか？

　もうこのようなテンプレートを書いている時点でお察しください。覆面6のえふはちの亡霊であることをお含み置きください。


■この企画のために書いた作品、他にもありましたか？

　三作ほど途中まで書きましたが結局参加作にしました。


■その作品を提出しなかった理由は？

　初稿貫通できなかったので……。
　

■この企画への参加作品以外で、一番最近書いた作品は？

　プロットから仕上げたのは「潮騒の子どもたち」でしょうか。
　とはいえ、一番触れていたのは「炎天椿」なのでどちらを最新の、とするか悩むところです。

■その作品は、推理のための重要なヒントになりますか？

　一方はフェイクにはなります。もう一方はヒントでしかないです。

　
■企画への意気込みをどうぞ。

　えふはちの亡霊が皆さんの素敵な女装男子待っています。
　さんざん私利私欲に満ちた意気込みを書いておりますが、これも覆面作家には必要なフェイクなので……どうぞよろしくお願いいたします。